30歳から考える一生お金に困らない資産運用【基礎編】
- 2018.06.20
- 資産運用

30歳で結婚してから考えるこれからの資産運用の話
お金の大きな流れを考えよう
自由気ままな独身時代とは違い、30歳になったり結婚したりすると、この先お金大丈夫なんだろうか?と不安になることもありますよね。子供ができたらいくら掛かるの?大学に進学するならいくら掛かるの?年金ってどれぐらいもらえるの?など考えることは沢山あります。もうお金の使い道も夫婦で考える必要があります。まずはお金の大きな流れをを把握して、どれぐらいの資産を持っているのか?この先どんなお金がかかるのかを明確にしていきましょう。
この先のライフイベントでかかるお金はどれぐらいか把握しましょう
結婚してからは様々なライフイベントがあります。様々ありますがここで代表的なものを見ていきましょう。
- 結婚費:420万円
- マイカー費:220万円
- 出産費:50万円/人
- マイホーム費:3770万円
- 教育費:1180万円/人
- 子供の結婚費用:200万円/
- 家のリフォーム費:300万
- 老碁の生活費:5600万円/25年
- 埋葬費:200万円
ざっくり考えてもかなりの費用がかかりますね・・・。もちろん人によっては「子どもは作らない」「車は購入しない」「ずっと賃貸で生活する」という方もいらっしゃると思います。でもその分電車賃や家賃は発生しますので、最終的な出費はそんなに変わらないと言われています。まずは夫婦で理想のライフスタイルを考えてみましょう。人それぞれかと思いますが最低でも次の内容は考えてみましょう。
【理想のライフスタイルを考えるヒント】
- 住むところはマイホームor賃貸?
- 住むところは都会or田舎?
- 子供は何人ほしい?
- 奥さんは働く?働かない?
将来まで安心して暮らすために収支の計画を立てる
理想のライフプランを考えて「お金が足りない!」となっても焦る必要はありません。あなたが30過ぎであってもまだしっかり計画を立てれば大丈夫です。今貯金がなくてもそれに気づいて早めに対策を取ることが大事です。理想のライフプランを考えるためには4つの対策を中心に考えます。
1.働き方を見直して対策(収入最適化)
└現在の収入や労働時間は適切か?子どもがいても奥さんは働ける環境?育児は二人で行えるか?
2.支出を見直して対策(支出最適化)
└「入ってくるお金」「出ていくお金」「資産にするお金」は適切なバランスになっているか?
3.お金を働かせて対策(資産運用最適化)
└ただ貯金するだけでなく、将来を見据えてお金が働く環境をつくる
4.目標を最適形に変えて対策(ライフスタイル最適化)
└目標設定に無理がないか?家族の理解は得れているか?家族が幸せになる為のライフスタイルを常に修正
これらは大きな書き方をしていますが、イメージにすると下記の図のようになります。どんなふうに収入を得て、どこまで資産運用に回して、どこまで使うのか。大まかな方法を図示しています。これを是非ご家庭のお金の流れに書き換えてみてください。
お金の流れを仕組み化しよう
ここまでで大きなお金の流れはイメージできたでしょうか?まずはこの大きな流れを把握したうえで、毎月の収支まで細かく考えていきましょう。今から貯めておくべき金額はいくらなのか?収入を上げるにはどうするのかなども考えていきます。
必要な収入を考える
収入を安定させる方法はいくつかありますが、一番効果が高いのは収入口を複数持つことです。
収入口を複数持つ方法は夫婦共働き、会社員であれば本業だけでなく副業・復業を行う。 その他には不動産を持っていれば家賃収入があったりと様々な形があります。可能であれば夫婦共働きが一番効率が良い方法にはなります。しかし子育てをしながらの仕事はかなりの重労働です。しっかりと奥さんのケアを考える必要があります。もし心身共に疲れてしまうなら仕事をお休みするもの選択肢です。無理をしない収入計画を立てましょう。
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稼いだお金の持ち方
持ち方には大きく分けて三種類です。流動性、安全性、収益性になります。必要なお金を計算しどのような形で持つのかを考えます。
資産は大きく分けて、(1)流動性資産、(2)安全性資産、(3)収益性資産の3つに分類できます。(1)は、病気や事故といった突発的な事態に対応できるよう、いつでも引き出せる状態で備えておく資金。これは月々の生活費の半年から1年分くらいは確保しておくべきです。
次の(2)は、子供の教育費や住宅ローンの頭金など、近い将来の使い道が決まっている資金。目減りしては困るお金なので、リスクのある運用には使えません。従って、残った(3)が投資に回せる資金ということになります。
「なけなしの100万円」ベストな運用法 | プレジデントオンライン http://president.jp/articles/-/12979?display=b
必要なお金は人によって大きく違います。しかしこの3つの資産の形式は頭に入れておくことで、リスクを極力回避して、収益も得ることができる形です。
- 流動性資産:毎日動くお金です。生活費三ヶ月分はこの形で持つのが良いです。
- 安全性資産:短期、中期で使うことが決まってるお金です。例えば子供の教育費、車購入費、マイホームの頭金などある程度予想されているものです。
- 収益性資産:減ってもよい余裕資金か、使うまでに長期の時間があるお金です。主なものは老後の資金などになります。iDeCoなどもよく取り上げられますがこれに該当します。
ここであえて形を分ける理由を覚えておくとよいです。様々な資産の持ち方がありますが、その中でも皆さんの興味があるのが収益性資産、つまり投資による資産運用ではないでしょうか?ですが投資は計画的に行うものでギャンブルではありません。下記参考になる記事からの抜粋です。
「儲かれば儲かるほどいい」と単純に考えると、極端なハイリスク商品にばかり手を出したり、売り買いの判断が難しくなってギャンブルのようになりがちです。そこで「投資の目的」を決めることが大切になってきます。目的がわかれば「期間」と「金額」も明確になります。例えば、“マイカーの買い替え資金をつくりたい”という目的なら期間は3年前後で、金額はこれくらい、というふうにライフプランに合わせて目標が定まる。後はそれに合致する商品の組み合わせを考えればいいわけです。「インフレリスクに負けない運用」を目的とするなら、ここ数年で2%前後のパフォーマンスを狙う必要があります。
「なけなしの100万円」ベストな運用法(2/4) | プレジデントオンライン http://president.jp/articles/-/12979?page=2
将来必要な金額のために、必要な額を手に入れる運用を目指せばいいのです。できる限り利益を出そうとするとリスクの高い商品ばかりに目が行き、結果資産が減ってしまうリスクも有るのです。収益性資産を最大限活かし、収益性を高めるには3要素があります。金額・利回り・時間です。運用を行うと運用金額(元本)にたいして利回りで利益の計算を行います。そして利益が毎年発生します。その利益を更に投資に回すことで複利効果を得ることができます。これを最大限享受するには10~30年といった長い期間で運用を行うことが大切なのです。
理想のライフプランによって複利効果を得るための運用方法は様々です。すでに必要な金額があるのであれば無理して投資(収益性資産)でなくてもいいのです。子供の養育費など元本が割れると絶対に困る!というものは安全性資産で運用・管理を行うのも方法として有りです。例えば子供の養育費はどのような形で持つべきでしょうか?様々な意見があると思いますが、我が家ではこんな方法をとっています。
【子ども二人の学費貯蓄目標】
1~18歳まで 月一万を貯金で204万。1~18歳まで学資保険で300万。運用益は殆ど無いですが医療特約などがついてたりします。1~18歳まで月一万積み上げ養老保険。運用益が発生するので18年でも1割ぐらいの変動があります。この形にしたのは「急な出費に対応できるように貯金の形で持っておく。」「保険による運用で少しでもお金に働いてもらう。」と言った理由があります。ポイントは使うまでに少しばかり時間がある事です。
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出ていくお金を見直す
「入ってくるお金」と「貯めておくべきお金」が決まればあとは「出ていくお金」をできる限り絞ることで効率の良い資産運用が可能となります。苦しくなるほど生活を切り詰める必要はないのですが、無計画にお金をつかうことはオススメしません。特に毎月固定費で出ていくお金はできる限り低く設定する必要があります。家賃、駐車場代、光熱費、ネット利用料、スマホ代などです。このなかで1番対策しやすいのは携帯・スマホ代です。4人家族であればそれぞれ持っていて8000円×4人=24000円は毎月かかります。年間で考えると288,000円もかかることになります。例えば家族全員で格安SIMに変更すれば年間で20万円近く節約できます。
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収入+支出+資産をまとめて管理する
それでは実際にどのような管理を行えばいいのか?毎日使った金額を考えていては、なかなか長続きしません。年単位でどれ位のお金がかかるのか、貯めなくてはいけない金額を書き出してみましょう。冒頭ライフプランについて様々考えたと思います。35歳のときはどこで働いているのか?、子供はどこで育てたいのか?、それに見合った支出を管理していきます。
そうすると貯金すべき金額、運用でコツコと増やすべき金額が明確になってきます。下の表は実際に渡しが管理している資産管理表です。一部数字消して記載しています。考え方の参考にしてください
(単位:万円)
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