プラットフォームビジネスを目指すのに役立つ学問

いまさらながら「お金2.0」を読みました。少し前にはやったビジネス書籍です。最近個人事業、家庭でのお金の管理の方法を変えたので、何か新しい考えをインプットしようと思って読みました。お金の運用とかについて学べるかなぁとか思って読み始めたんですが、全く思いつかない方向から書き始めて会って面白かったです。

お金ではなく経済、プラットフォームに着目して書いてある本です。ですので通貨の歴史や成り立ちとか書いてあります。ここではお金の話はしないですが、タイトルにもあるようにプラットフォーム側の考え方が秀逸。

資本主義が普及した理由は、自然のエネルギーサイクル(生命のサイクル)に似ているからというものでした。だから人間の本能や考え方にもあっているし、広く普及したといった考えです。この考えがメジャーな物かどうかは知らないのですが、かなりの納得感がありました。

私は過去生物系の大学を卒業しているのですが、かなりピンとくるものがありました。動物を研究するためには動物自体の生態だけではなく、周りの環境変化や、その動物がどんな進化を遂げてきたのかなどあらゆることを想定します。内的要因、外的要因など様々です。ただ動物は等しく子孫を繁殖するために行動します。人間だって同じです。利己的に楽しいことをやっている、生存本能とは関係ないことをしていると思っていても、人間の本能に基づいた行動から逃れることはできません。(頭の仕組みなので仕方ないんですが。)

その時にプラットフォームビジネスを考えるには「サイクル」を考える事ができる生物系の学問が最適なのではないか?と思いました。もちろん技術的な仕組みやシステム構築などはエンジニアなしではできませんが、プラットフォームとして情報やお金を「循環」させるという事に違和感なく考える事ができるはず。さらに言えばそれを生物の本能に近い形で実現できているかどうかも判別がつくはずです。生物上がりであれば本能といわれるものが、どんな仕組みなのか理解できているからです。

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